こんにちは、いえまるです!
久しぶりに帰省すると洗濯物が溜まったままになっている、そんな実家を見て「そろそろ誰かに頼んだほうがいいのでは」と感じる方も多いのではないかと思います。

親は「まだ自分でやれる」って言うんだけど、明らかに前より家の中が回ってなくて……。
家事代行って介護保険で頼めるのかな?

残念ながら、家事代行に介護保険は使えません。
ただ、それは裏を返すと「要介護認定を待たなくていい」ということでもあります。
費用と頼み先の選び方まで、順番に整理していきましょう!
この記事では、高齢の親に家事代行を頼むときの介護保険との関係・費用の目安・親に合う頼み先の選び方を解説します!
結論:介護保険は使えず実家の困りごとで3タイプから選ぶ
家事代行サービスは介護保険の対象外なので、料金は全額自己負担になります。
そのかわり要介護認定は必要ないので、認定を待っている段階でも今日から申し込めます。

認定を受けてなくても使えるんだ! でも全額自己負担って、けっこうな金額になるんじゃ……。

日々の家事を頼む家事代行なら、1時間あたり 3,000円前後 が目安です。
そのうえで、頼む内容によっては安く済ませる方法もあります。
高齢者向けの家事代行に介護保険は使えない
民間の家事代行サービスは、要介護認定の有無にかかわらず介護保険の給付対象になりません。
保険が使えるのは要介護認定を受けた人の「生活援助」
介護保険で掃除や洗濯を頼む場合、それは訪問介護の「生活援助」というサービスに当たります。
利用できるのは要介護1〜5の認定を受けた方です。

えっ、要支援だと違うの?

要支援1・2の方の訪問介護は、市区町村が運営する総合事業に移りました。
内容は似ていますが、サービスの種類や料金は市区町村ごとに決められています。
いずれにしても、認定を受けていない段階では、この生活援助も総合事業のサービスも使えません。
親の家事が回っていないと感じたときに、まず民間サービスが選択肢になるのはこのためです。
生活援助には頼めない範囲がある
仮に認定を受けたとしても、生活援助が家事代行の代わりになるわけではありません。
生活援助は「本人が日常生活を送るために必要な最低限の家事」に限られるからです。
さらに、同居家族がいる場合の生活援助は原則として利用できません。
同居家族が高齢だったり病気で家事が難しかったりする場合は例外もあります。

「認定さえ下りれば実家の家事は全部お任せできる」とはならない、というのがここでの要点です。
だからこそ、認定の有無に関係なく使える民間サービスを知っておく価値があります。
家事代行の費用は1時間3,000円前後を見ておく
家事代行の料金は時間制が基本で、この記事で紹介する会社は1時間あたり2,790〜4,180円(税込)の範囲に収まっています。
ただし、時間単価だけを見て予算を立てると、実際の請求額とずれます。
総額を左右するのは最低利用時間と交通費
1回あたり2時間からという会社が多く、これに1回ごとの交通費が加わります。
たとえば CaSy のお掃除代行を週1回の定期で2時間頼むと、支払いはこうなります。
- 1時間あたり2,790円(税込)× 2時間 = 5,580円
- 交通費 880円(税込)を加算
- 1回あたりの支払いは 6,460円(税込)

月4回だと 25,840円(税込)なので、そこそこの出費です。
だからこそ、まずは隔週2時間から始める手もあります。
単発より定期のほうが1時間あたりは安い
同じ会社でも、1回だけ頼む単発(スポット)より、曜日と時間を決めた定期契約のほうが単価は下がります。
70歳以上向けの料金を用意している SUNJU では、その差が1時間あたり990円(税込)になります。
まず単発で頼んで相性を確かめ、続けられそうなら定期に切り替えるのが、費用と納得感のバランスが取れる進め方です。
実家の困りごとで頼み先は3つに分かれる
一口に「家事を外注する」といっても、頼み先は大きく3つに分かれます。
いま実家で何が滞っているかによって、選ぶべきサービスは変わります。
| タイプ | 頼めること | 料金 | 当てはまる困りごと |
|---|---|---|---|
| 家事代行 | 掃除・洗濯・料理・買い物 | 1時間 2,790円〜 | 日常の家事が回っていない |
| ハウスクリーニング | 水回りやエアコンの専門洗浄 | 1か所 8,250円〜 | 汚れが落ちなくなっている |
| 保険外の訪問介護 | 家事に加えて身体の介助 | 1時間 3,740円〜 | 介助が必要になってきた |
料金は、このあと紹介する各社の公式料金(税込)です。
日常の家事が回っていない → 家事代行サービス
掃除・洗濯・料理・買い物といった日々の家事が滞っているなら、時間制の家事代行がいちばん素直な選択肢です。
CaSy は Web で日程を選んで予約でき、初回の打ち合わせや訪問見積もりなしで申し込みまで完結します。


お掃除代行は30分単位で最大4時間まで頼めます。
週1回の定期なら1時間だけの利用もでき、その場合の単価は3,190円(税込)に上がります。
親が70歳以上なら、SUNJU のシニアプランのように専用料金を用意している会社も候補になります。

初回からいきなり定期契約するのは、ちょっと怖いかも……。

お試しから始められる会社を選べば大丈夫です。
定期サービス専門のアールメイドには、初回限定で2時間5,500円(税込)のトライアルコースがあります。
アールメイドは東京と神奈川が対応エリアで、SUNJU は沖縄と広島に事業所を置くなど、対象の地域は会社ごとに大きく違います。
実家の地域が対象に入っているかを最初に確かめておくと、無駄な検討をせずに済みます。
汚れが溜まって手に負えない → ハウスクリーニング
浴室のカビや換気扇の油汚れのように、時間制の家事代行では落としきれない汚れが溜まっていることがあります。
専用の機材と洗剤を使うハウスクリーニングなら、こうした汚れを1回でリセットできます。

でも、いくらかかるか分からないと頼みにくいな……。

箇所ごとの定額制をとっている会社なら、頼む前に総額が読めます。
おそうじ革命はトイレと洗面所が各8,250円、キッチンと浴室が各17,930円と箇所ごとに定額です。
見積もりを取る前に総額の見当がつくので、離れて暮らしていても予算を組めます。
実家が対応エリアから外れている場合は、地域の業者を比較して選べるユアマイスター
のような仲介サービスが使えます。

溜まった汚れを一度リセットしてから、日々の維持を家事代行に任せる。
この組み合わせなら、実家の状態を無理なく戻せます!
家事に身体の介助が混じってきた → 保険外の訪問介護
親の足元が危うくなってきて、入浴や着替えにも見守りが必要になることがあります。
そこで壁になるのが、家事代行の多くは体に直接触れる介助を対象外にしているという線引きです。

じゃあ、認定が下りるまで待つしかないのかな……。

その手前を埋めるのが、介護保険を使わない自費の訪問介護です。
イチロウは認定の有無にかかわらず利用でき、日中の基本料金は1時間3,740円(税込)から、交通費は1回990円(税込)です。
イチロウは生活圏以外の部屋の掃除や庭の手入れ、ペットの世話にも対応しています。

いずれも保険の生活援助では頼めない内容なので、介護保険の枠に収まらない部分を埋める使い方ができます。
イチロウ
の提供エリアは東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪・兵庫・京都の8都府県で、順次拡大中と案内されています。
離れて暮らすなら訪問の受け方まで確認する
近くに住んでいれば料金と評判で選べますが、離れているとそれだけでは決められません。
毎回の訪問を誰がどう受けるかが、続けられるかどうかを分けます。
鍵を預かってもらえるか
訪問のたびに親が在宅して玄関を開けられるかは、最初に確認しておきたい点です。
体調や外出の予定に左右されると、予約のたびに気を揉むことになります。

鍵を預かってくれる会社なら、親が留守でも作業してもらえます。
CaSy の場合、物理キーの預かりは定期サービス限定で月1,080円(税込・初月無料)、スマートロックの bitlock なら1回220円(税込)です。
鍵を預けられるかどうかで、親に求める負担がまるで変わります。
毎回同じ人が来るか
スタッフを登録制で集めている会社では、訪問のたびに担当者が変わることがあります。

毎回ちがう人が来るのは、親が落ち着かないかも……。

来るたびに家の勝手を説明し直すことになるので、親の負担は意外と大きいです。
CaSy には一度来たキャストを指名できるオプションがあり、1時間あたり440円(税込)で同じ人を頼めます。
自社スタッフの定期サービスに絞っているアールメイドのような会社なら、指名料なしで担当者が固定されます。
同じ人が続けて訪問する形にできるかは、親の抵抗感を大きく左右します。
直前の予約や変更が効くか
親の状態は急に変わるので、「すぐに来てほしい」が通るかどうかも判断材料になります。
イチロウの場合、利用日の前日15時までの予約なら通常料金で、それ以降の予約は1.4倍になります。

逆に、定期契約だけを扱う会社は急な依頼には向きません。
実家が遠いほど、急ぎの依頼に対応できるかが効いてきます。
費用を抑えたいなら自治体の支援も確認する
民間サービスと並行して、実家のある自治体の高齢者向け支援も調べておくと選択肢が増えます。
軽度生活援助事業のように、要介護認定を受けていない高齢者でも使える家事援助の制度を持つ自治体があります。

どこに聞けばいいのかな?

実家の地域を担当する地域包括支援センターが窓口になります。
シルバー人材センターに委託して実施している自治体もあり、その場合の料金は民間より抑えられています。
ただ、対象や条件は自治体ごとに違うので、まず当てはまるかを確認するのが先です。
自治体ごとの制度の探し方は、こちらの記事で詳しくまとめています。
まとめ:まず単発で1回頼んで様子を見る
最後に、ここまでの内容を整理します!
いきなり定期契約を結ばず、単発かトライアルで1回頼んでみるのがおすすめです。
その1回の手応えを持って、続けるかどうかを決めれば十分間に合います!
もっと知りたい人に向けて
「年寄り扱い」と思われない頼み方を知りたい
サービスを決めたあとの、親への切り出し方をまとめています。
実家の片付けを業者に頼みたい
物量が多くて家事代行では追いつかない場合の費用相場と業者選びです。
買い物に行けない親を支えたい
買い物だけが問題なら、代行を頼まずに解決できる手段もあります。



