こんにちは、いえまるです!
冬に実家へ帰ると、部屋の中がひんやりしていて驚いたことはありませんか?
親に「暖房つけないの?」と聞いても、「別に寒くないよ」と返ってきて、心配が止まらなくなった方も多いと思います。

実家の父、真冬でもこたつだけで過ごしてて……。
「暖房はもったいない」って言うけど、風邪もひきやすくなってるし僕は心配だよ。

WHO(世界保健機関)は、冬の室温を 18℃以上に保つよう推奨しています。
18℃を下回る家では血圧が上がりやすく、心疾患や脳卒中のリスクも高まります。
この記事では、高齢の親が暖房をつけたがらない理由を理解した上で、声かけの工夫・暖房に頼らず室温を上げる方法・室温の見守り方を解説します!
結論:つけない理由に合わせた「声かけ・暖かい工夫・室温の見守り」で冬を安全にする
先にお伝えすると、暖房を使ってもらうコツは、真っ向から説得することではありません。
「つけない理由を受け止める → 前向きに声をかける → 暖房に頼らない工夫と見守りで室温を上げる」の流れで少しずつ動かすのが現実的です。

いきなり「つけて」って言うんじゃダメなんだね。

頭ごなしの説得はたいてい逆効果です。
親世代には親世代なりの理由があるので、まずはそこを知るところから始めましょう!
高齢の親が暖房をつけたがらない 3 つの理由
親が暖房を避けるのには、はっきりした理由があります。
ここを飛ばして「つけて」と言っても、なかなか響きません。
「電気代がもったいない」と節約を優先している
最も多いのが、電気代への不安です。
年金で暮らす親世代にとって、光熱費の値上がりは切実で、「多少寒くても我慢すればいい」という発想になりがちです。
節約のつもりが、結果として健康を損なうリスクになっているのが、やっかいなところです!
加齢で寒さを感じにくくなっている
年を重ねると、皮膚の温度センサーの感度が下がり、寒さを感じ取る力が少しずつ衰えていきます。
本人は「寒くない」と本気で思っているので、我慢しているつもりすらありません。

ここが、若い世代といちばん感覚がズレるところです。
「寒くないと言っているから大丈夫」ではなく、本人の体感は当てにならないと考えた方が安全です。
「昔は暖房なしで過ごしていた」という習慣
こたつや火鉢だけで冬を乗り切ってきた世代にとって、暖房なしの暮らしは「ずっとそうしてきた普通のこと」です。
習慣を変えること自体に抵抗があるため、「体に悪い」と言われても実感が湧きません。

たしかに、父は「昔はこたつだけで平気だった」ってよく言ってる。

理由が違えば、効く声かけも変わります。
次は、この 3 つの理由をふまえた伝え方を見ていきましょう!
暖房を嫌がる親にも伝わる声かけのコツ
理由が分かったら、いよいよ声かけです。
ポイントは、「心配だから」を前に出して、年寄り扱いしないことです。
「体に悪い」ではなく「元気でいてほしい」と前向きに伝える
「つけないとダメ」「倒れたらどうするの」といった否定や脅しは、親の反発を招きます。
同じことを伝えるなら、前向きな言葉に変えるのがおすすめです。
主語を「あなたのため」ではなく「私が安心したいから」にすると、命令ではなくお願いとして伝わります。
電気代の不安には「暖房代より入院代」と数字で応える
電気代を気にする親には、抽象的に「大丈夫」と言うより、具体的な数字で応えるのが効果的です。
ひと冬の暖房費は約 1.5〜2.5 万円、一方で骨折や肺炎で入院すると自己負担は 10〜30 万円を超えることもあります。
「暖房代はひと冬で 2 万円。入院したら 20 万円以上」と並べると、親もハッとすることがあります!
医師やケアマネから一言もらう
家族がいくら言っても、親の意識はなかなか変わりません。
かかりつけの医師やケアマネジャーの言葉には、素直に耳を傾ける傾向があります。
いろいろな人から繰り返し伝えてもらうのが、遠回りに見えていちばん確実です!
診察のついでに「冬は暖房を使ってください」と一言もらえないか、事前に相談しておくのがおすすめです。
親が受け入れやすい室温の上げ方
声かけと並行して取り入れたいのが、暖房を嫌がる親でも受け入れやすい方法で室温を上げる工夫です。
「つけ忘れない仕組み」「個人暖房」「断熱」の 3 つのアプローチで、暖房への抵抗感を減らしながら室温を底上げできます。
人感センサー付きヒーターで「つけっぱなし」の手間をなくす
人感センサー付きのセラミックファンヒーターは、人がいれば自動で ON、いなくなれば自動で OFF になります。
「つけ忘れ」「消し忘れ」の心配がなく、火を使わないので高齢者の部屋でも安心です。
不在時には自動で切れるため、電気代の無駄も抑えられます!
電気毛布やひざ掛けで「自分の周りだけ暖かく」する
「部屋全体を暖めるのはもったいない」と感じる親には、電気毛布やひざ掛けが効果的です。
電気代は弱で月に約 100〜240 円と、エアコンの約 1/10〜1/20です。
「暖房」と言わず「ひざ掛け」として渡すと、抵抗なく使ってもらえることが多いです!
窓の断熱シートやすきまテープで冷気を減らす
冬の暖房時に室内の熱の約 6 割は窓から逃げていると言われています。
窓に断熱シートを貼るだけで室温が 2〜4℃ほど上がる場合もあり、暖房なしでも効果を感じやすい対策です。
水で貼れるタイプなら賃貸でも使え、数百円から始められます!

すべてを一度に揃える必要はありません。
帰省のタイミングで断熱シートを貼り、ひざ掛けを渡しておくだけでも、実家の冬はぐっと安全になります!
室温が安全かを確認する方法
本人の体感が当てにならない以上、「寒いかどうか」を室温の数字で判断できる状態を作ることが大切です。
温湿度計を置いて「18 度を下回らない」を目安にする
いちばん手軽なのは、よく見える場所に大きな温湿度計を置くことです。
「室温が 18℃を下回ったら暖房をつける」と親と一緒にルールを決めておきます。
数字のルールにしておくと、本人の体感に頼らず判断できます!
スマホに室温が届く見守り機器を使う
もう一歩進めるなら、室温をスマホで確認できる見守り機器があります。
コンセントに挿すだけの見守りプラグを実家に置いておくと、室温が設定値を下回ったときにスマホへ通知が届きます。
「今日は冷え込んでるみたいだけど、暖房つけた?」と、具体的なきっかけで電話をかけられるのが強みです!


室温がスマホで分かるなら、かなり安心できるね。

温湿度計から始めて、慣れたら見守り機器へとステップアップするのがおすすめです。
できる範囲で一歩ずつ進めていきましょう!
まとめ:暖房問題は「声かけ・工夫・見守り」で少しずつ動かせる
親の暖房問題は、一度の説得で片づくものではありません。
理由を受け止め、前向きに伝え、暖かい工夫と見守りで室温を底上げするこの流れを、焦らず少しずつ進めるのが近道です。
つけない理由を否定せず受け止める
電気代・体感の低下・習慣など、親には親なりの理由があります。
まずはそれを頭ごなしに否定しないことが、声かけの土台になります。
前向きな言葉と数字で伝える
「ダメ」ではなく「元気でいてほしい」と前向きに伝え、電気代には「暖房代より入院代」と具体的な数字で応えます。
医師やケアマネの力も借りて、繰り返し伝えていきましょう。
暖房以外の工夫と見守りで室温を底上げする
人感センサー付きヒーター、電気毛布、断熱シートなど、親が受け入れやすい工夫から始めます。
温湿度計や見守り機器で室温を数字にすれば、安心して見守れます。

心配のあまり強く言いたくなりますが、親のペースも大切です。
「理解 → 声かけ → 工夫と見守り」の順で、できることから始めてみてください!
もっと知りたい人に向けて
夏のエアコン問題と熱中症対策も知りたい
暑さへの対策も基本は同じ「理由の理解 → 声かけ → 室温の見守り」です。
冬の入浴ヒートショック対策を知りたい
暖房のない脱衣所やトイレでの温度差は、ヒートショックのリスクにもつながります。
夜間の見守りと転倒対策を知りたい
夜中にトイレに起きたとき、暗くて寒い廊下での転倒が心配な方はこちらも参考になります。


