こんにちは、いえまるです!
夏になると気になるのが、離れて暮らす親の家の暑さです。
電話で「そっちは暑い?」と聞くと、「いや、たいして暑くないよ」と返ってくる。
でも天気予報を見ると、実家のあたりは連日の真夏日。
「本当にエアコンを使っているのかな……」と心配になる方は多いと思います。

実家の母、夏でもエアコンをほとんどつけないみたいで……。
「もったいない」「暑くない」って言うけど、ニュースで高齢者の熱中症を見るたびに、僕は心配で仕方ないよ。

実は、熱中症で救急搬送される人の半数以上が65歳以上の高齢者で、その多くが屋内で発症しています。
ただ、「危ないからつけて!」と正面から言うほど、親はかたくなになりがちです。
大事なのは、なぜつけないのかを知った上での声かけと、離れていても室温が分かる仕組みづくりです。
この記事では、高齢の親がエアコンをつけない理由を理解した上で、年寄り扱いせずに使ってもらう声かけと、離れていても室温を知る方法を解説します!
結論:説得より「理由の理解・前向きな声かけ・室温の見守り」で動かす
先にお伝えすると、親にエアコンを使ってもらうコツは、真っ向から説得することではありません。
「つけない理由を受け止める→前向きに声をかける→室温を見える形にする」の3ステップで少しずつ動かすのが現実的です。

いきなり「つけて」って言うんじゃダメなんだね。

「その通り」と言いたいところですが、頭ごなしの説得はたいてい逆効果です。
親世代には親世代なりの理由があるので、まずはそこを知るところから始めましょう!
高齢の親がエアコンをつけない3つの理由
親がエアコンを避けるのには、はっきりした理由があります。
ここを飛ばして「つけて」と言っても、なかなか響きません。
代表的な3つを見ていきます。
「電気代がもったいない」と感じている
最も多いのが、電気代への不安です。
年金で暮らす親世代にとって、電気代の値上がりは切実で、「多少暑くても我慢すればいい」という発想になりがちです。
節約のつもりが、結果として命に関わるリスクになってしまうのが、この理由のやっかいなところです。
暑さやのどの渇きを感じにくくなっている
年を重ねると、暑さやのどの渇きを感じ取る力が少しずつ衰えていきます。
本人は「暑くない」と本気で思っているので、我慢しているつもりすらありません。

ここが、若い世代といちばん感覚がズレるところです。
「暑くないと言っているから大丈夫」ではなく、本人の体感は当てにならないと考えた方が安全です。
「冷えは体に悪い」と思い込んでいる
「クーラーは体を冷やすから良くない」「冷房は苦手」という思いを持つ親も多いです。
冷たい風が直接当たって体がだるくなった経験から、エアコンそのものを敬遠しているケースもあります。
昔の「我慢が美徳」という価値観も、ここに重なっています。

たしかに、母は「冷房は体が冷えるから嫌」ってよく言ってる。
それぞれ理由があるんだね。

理由が違えば、効く声かけも変わります。
次は、この3つの理由をふまえた伝え方を見ていきましょう!
年寄り扱いせずにエアコンを使ってもらう声かけ
理由が分かったら、いよいよ声かけです。
ポイントは、「心配だから」を前に出して、年寄り扱いしないことです。
「ダメ」ではなく「元気でいてほしい」と前向きに伝える
「つけないとダメ」「倒れたらどうするの」といった否定や脅しは、親の反発を招きます。
同じことを伝えるなら、前向きな言葉に変えるのがおすすめです。
主語を「あなたのため」ではなく「私が安心したいから」にすると、命令ではなくお願いとして伝わります。
電気代の不安には「つけっぱなしでも安い」と具体的に応える
電気代を気にする親には、抽象的に「大丈夫」と言うより、具体的な事実で応えるのが効果的です。
最近のエアコンは省エネ性能が高く、思っているほど電気代はかさみません。
さらに、こまめに消すより、短時間の外出ならつけっぱなしの方が電気代が変わらないこともあります。
エアコンはつけ始めに多くの電力を使うため、頻繁な入り切りがかえって損になる場合があるからです(日中の短い外出ならつけっぱなしが有利というダイキンの検証もあります)。

「もったいない」が口ぐせの母には、これは響きそう!

数字や事実があると、親も納得しやすいです。
「我慢して安くする」より「賢く使って安くする」方向に意識が向くと、ぐっと使ってもらいやすくなります!
自分だけでなく医師やヘルパーからも繰り返し伝えてもらう
子ども一人がいくら言っても、親の意識はそう簡単には変わりません。
高齢の親は、かかりつけの医師やケアマネジャー、ヘルパー、そして孫の言うことには素直に耳を傾ける傾向があります。
いろいろな人から、繰り返し伝えてもらうのが、遠回りに見えて確実です。
帰省のたび、電話のたびに、少しずつ。
一度で変えようとせず、何度も話題にすることを前提にしておくと、こちらの気持ちもラクになります。
離れていても実家の室温を知る3つの手段
声かけと並行して用意したいのが、離れていても実家の室温を知る仕組みです。
本人の体感が当てにならない以上、「暑いかどうか」を数字で見える形にすることが、遠くからの見守りの軸になります。
手元の工夫から段階的に紹介します。
大きな温度計を置いて「28度でつける」を一緒に決める
いちばん手軽なのは、よく見える場所に大きな温度計を置くことです。
そのうえで、「室温が28度を超えたらエアコンをつける」と、親と一緒に分かりやすいルールを決めておきます。
数字のルールにしておくと、本人の体感に頼らず判断できます。

「暑くなったらつけてね」だと、本人が暑く感じないので発動しません。
「28度を超えたらつける」と数字で決めるのがコツです!
スマホに室温が届く見守り機器を置く
もう一歩進めるなら、室温や湿度をスマホで確認できる機器があります。
スマート温湿度計を実家に置いておくと、離れていてもその日の室温を子どものスマホから確認できます。
設定した温度を超えると通知が届くタイプもあり、「今日は危ないかも」と気づいたタイミングで電話をかけられます。
機種選びそのものより、まずは「室温が遠くからでも分かる」状態をつくることが大切です。
エアコンを遠隔で操作できるようにする
通知の次の一歩として、エアコンを遠隔で操作する方法もあります。
スマートリモコンを使うと、子どものスマホから実家のエアコンをつけられるようになります。
「室温が上がっているのに、親はつけてくれない」というとき、子ども側からそっとつけておく、といった使い方ができます。

離れていてもエアコンをつけられるなら、かなり安心できるね。

すべてをいきなり揃える必要はありません。
まずは温度計から、慣れてきたら通知、さらに遠隔操作へと、できる範囲で一歩ずつ進めるのがおすすめです!
まとめ:エアコン問題は3ステップで少しずつ動かせる
最後に、ここまでの内容を整理します。
親のエアコン問題は、一度の説得で片づくものではありません。
理由を受け止め、前向きに伝え、室温を見える形にするこの3ステップを、焦らず少しずつ進めるのが近道です。
つけない理由を否定せず受け止める
電気代・体感の低下・思い込みなど、親には親なりの理由があります。
まずはそれを頭ごなしに否定しないことが、声かけの土台になります。
前向きな言葉と数字で伝える
「ダメ」ではなく「元気でいてほしい」と前向きに伝え、電気代には具体的な事実で応えます。
自分一人で抱えず、医師やヘルパー、孫の力も借りて繰り返し伝えていきましょう。
室温は離れていても見える形にする
温度計でのルール化から、スマホへの室温通知、エアコンの遠隔操作まで、できる手段から取り入れます。
本人の体感に頼らず、室温という数字で見守れる状態をつくっておくと安心です。

心配のあまり強く言いたくなりますが、親のペースも大切です。
「理解→声かけ→見守り」の順で、できることから始めてみてください!
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