こんにちは、いえまるです!
離れて暮らす親のことで、「知らない業者が突然訪ねてきて、高い工事を契約させられないか」と心配になることはないでしょうか。
特に一人暮らしの親だと、屋根や水道の「無料点検」をきっかけに、不要な工事を高額で契約してしまうケースが後を絶ちません。

この前帰省したら、頼んだ覚えのない屋根の点検の名刺が置いてあって……。
父さんは人がよくて押しに弱いから、うまく言いくるめられないか心配だな。

こういう「点検商法」は高齢の方が狙われやすく、実際に被害も多く報告されています。
でも、離れて暮らしていても家族にできる備えはちゃんとあります!
この記事では、点検商法の手口と、離れていても親をだまされにくくするためにできる対策を解説します!
結論:「手口の共有・相談先の準備・気づける関係」で離れていても親を守れる
離れて暮らしていると「そばにいられないから防げない」と感じてしまいますが、そんなことはありません。
離れていてもできる対策は、大きく次の3つです。

ポイントは、業者が来たその瞬間に親が一人で正しく判断できるよう、事前に備えておくことです。
この3つなら、新幹線の距離に住んでいても今日から始められます!
まずは敵を知るところから始めましょう。
点検商法はこうして不安をあおる
点検商法とは、「無料で点検します」と言って家に上がり込み、不安をあおって高額な工事や商品を契約させる手口のことです。
屋根・床下・水道・外壁・消火器・布団など、狙われる箇所は多岐にわたります。

そもそも、どういう流れでだまされちゃうの?

だいたい決まったパターンがあります。
流れを知っておくと、親に伝えるときも具体的に話せますよ!
「無料で点検します」と突然訪ねてくる
点検商法は、アポイントもなく突然訪ねてくるところから始まります。
「近所で工事をしている」「市から委託された」などと言って、警戒を解こうとするのが特徴です。
「無料」「点検」「近所」という言葉が出たら、まず警戒する。
これだけでも入口でかなり防げます。
屋根・水道・床下の不具合を指摘して高額契約へ進む
家に上がったり屋根に登ったりしたあと、「瓦がずれている」「土台が腐っている」「このままでは雨漏りする」などと不具合を指摘してきます。
なかには、業者がわざと屋根を傷つけて写真を撮り、それを見せて不安をあおるケースも報告されています。

実際、屋根工事の点検商法の相談はここ数年で大きく増えていて、契約した人の8割超が60歳以上というデータもあります。
高齢の親が狙われやすいことは、データからもはっきりしています。
「今すぐ直さないと危険」と即決を急かす
不安をあおったあとは、「今日契約すれば割引する」「すぐ直さないと危ない」と即決を迫ってきます。
考える時間を与えず、その場でサインさせるのが狙いです。

たしかに「今すぐ危険」って言われたら、焦って契約しちゃいそう……。

そうですね、だからこそ「その場で決めない」というルールを親と決めておくのが効きます。
まっとうな業者なら、家族に相談する時間を嫌がりません。
逆に、家族への相談を渋る業者ほど怪しいと考えていいです。
離れていてもできる点検商法の予防
ここからが本題です。
点検商法に狙われやすいのは、日中に一人で家にいることが多く、相談相手が身近にいない高齢者だとされています。
裏を返せば、家族が「相談できる相手」として近くにいる状態をつくれば、被害はぐっと防ぎやすくなります。
離れていてもできる予防を、3つに分けて見ていきます。
手口と断り方を親と共有しておく
一番の予防は、親自身が「これは怪しい」と気づき、はっきり断れるようにしておくことです。
帰省したときや電話で、前の章で見た手口を具体的に伝えておきましょう。
そのうえで、断り方も一緒に決めておくと安心です。

「家族に相談しないと決められない」は、断り文句として本当に強力です。
親が「自分で決めなきゃ」と気負わなくていいように、「困ったらまず私に電話して」と先に伝えておくのがおすすめです!
相談先「188」を電話のそばに貼っておく
いざというとき、相談先がすぐ分からないと親は一人で抱え込んでしまいます。
消費者ホットライン「188(いやや)」は、お住まいの地域の消費生活センターにつながる全国共通の番号です。

この番号を、固定電話のそばや冷蔵庫など、親がすぐ見える場所に紙で貼っておくのが効果的です。
スマホに登録するより、紙で見える化したほうが高齢の親には届きやすいですよ。
帰省のときに、私(子)の電話番号と「188」をセットで書いて貼っておくと、迷ったときの行き先がはっきりします。
連絡と帰省で「相談される関係」を保つ
最後は、日ごろの関わり方です。
被害に早く気づくには、親が「ちょっと変な業者が来たんだけど」と気軽に話せる関係であることが欠かせません。

たしかに、ふだんから話してないと、困っても言い出しにくいかも。

そうですね。
だから内容は他愛もない世間話で十分で、「何かあったら言える」という空気を保つことが大事です。
そのうえで帰省したときに、見慣れない契約書や工事の見積もり、家のまわりの不自然な工事跡がないかをさりげなく確認しておくと安心です。
親の異変や暮らしの変化に気づくコツは、別の記事でも詳しくまとめています。
もしだまされてもクーリング・オフで取り消せる
どれだけ備えても、契約してしまうことはあります。
でも、訪問販売の契約は、あとから無条件で取り消せる仕組みがあります。
万が一のときに慌てないよう、家族が知っておきましょう。
契約日を含め8日以内なら無条件で解除できる
訪問販売による契約は、契約書面を受け取った日を含めて8日以内であれば、理由を問わず無条件で解除できます。
これがクーリング・オフです。

「もう工事が始まっているから」「サインしたから」と諦める必要はありません。
期間内なら、はがきやメールで「契約を解除します」と通知するだけで成立します。
期間を過ぎていても、書面に不備があるなど解除できる場合があるので、諦めず次に紹介する相談先に連絡しましょう。
一人で抱えず消費生活センターに相談する
手続きに迷ったときや、業者とトラブルになりそうなときは、一人で抱え込まないことが何より大切です。
先ほどの「188」に電話すれば、地域の消費生活センターの相談員に相談できます。

親が一人で対応しきれない場合は、僕が代わりに連絡してもいいのかな?

もちろんです。
家族が代わりに相談しても大丈夫なので、親が不安そうなら一緒に動いてあげてください。
しつこい勧誘や、その場で帰ってくれないといった緊急のときは、警察の相談窓口(#9110)に連絡する選択肢もあります。
まとめ:離れていても親を点検商法から守れる
最後に、ここまでの内容を整理します!
手口を知れば不安はあおられない
点検商法は、「無料点検」から不安をあおり、「今すぐ」と即決を急かす流れがほぼ決まっています。
手口のパターンを親と共有しておくだけで、入口でかなり防げます。
家族の備えは離れていてもできる
そばにいられなくても、できることははっきりしています。
手口と断り方の共有、相談先と家族の番号の貼り出し、こまめな連絡と帰省での見守り。
この3つを続けるだけで、親が一人で抱え込まずに済む状態がつくれます。
だまされても取り消せる道がある
万が一契約してしまっても、訪問販売なら契約書面を受け取った日を含めて8日以内は無条件で解除できます。
迷ったらまず「188」に相談する、この一手を家族で共有しておきましょう。

点検商法は怖い手口ですが、正体を知って備えれば、離れていても親を守れます。
まずは次の帰省や電話のときに、手口と相談先を親と共有することから始めてみてください!
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