こんにちは、いえまるです!
離れて暮らす親に電話をかけても、なかなか出ない。
そんなとき、頭の中が一気に不安でいっぱいになりますよね。
「ただ出かけているだけ」なのか「家の中で動けずにいるのでは」なのか、確かめる手段がないまま時間だけが過ぎていきます。

何回かけても母さんが電話に出なくて……。
何かあったのかもって気が気じゃないけど、いきなり警察に連絡するのも大げさかなって迷っちゃう。

その迷い、すごくよく分かります。
「大ごとにして空振りだったら気まずい」という気持ちと、「もし本当に倒れていたら」という不安の板挟みになりますね。
この記事では、離れて暮らす親と連絡が取れないときに、何をどの順番で確かめ、どこに相談すればいいのかを整理して解説します!
結論:いきなり警察ではなく、確かめる順番がある
「電話に出ないだけ」の段階では、いきなり警察に駆け込む前に、確かめられる順番があります。
まず身近なところから確認し、次に高齢の親のことを相談できる専門の窓口を頼り、それでも所在がつかめないときに警察、という順番です。
全体の流れはこの 3 ステップです。
- 電話以外の手段や身近な人をたどって、本人の様子を確かめる
- 確かめきれないときは、高齢の親のことを相談できる窓口に相談する
- それでも所在が分からない、緊急の可能性が高いときは警察に連絡する

ひとつ、知っておいてほしいことがあります。
「何日も待ってから動く」という決まった目安はありません。
連絡が取れないこと自体を相談してよいので、不安なら、待つことより早めに動くほうが安心です。
連絡が取れないとき最初に試す身近な確認
まずは、大ごとにする前にできる確認から始めます。
多くの場合、ここで連絡がつくか、状況の手がかりがつかめます。
電話以外の手段で本人に連絡してみる
電話に出ないだけで、別の手段なら反応があることは珍しくありません。

そういえば、LINE は既読になってるか見れば、動いてるか分かるね。

そうですね。
既読の時間が新しければ、少なくともスマホには触れていると分かります。
完全に連絡がつかなくても、「いつまで反応があったか」が、後で相談するときの大事な手がかりになります。
きょうだいや親族に確認する
自分が連絡できなくても、ほかの家族には連絡しているかもしれません。
きょうだい、親と行き来のある親戚、親と親しいご近所の知人など、心当たりに「最近連絡を取った?」と聞いてみます。
直近で誰かが本人と話せていれば、それだけで状況が大きく変わります。
近所の人や管理会社に様子を見てもらう
すぐ駆けつけられないときは、現地にいる人を頼るのが近道です。
親の家の近くに住む親戚やご近所の方がいれば、玄関の様子を見てもらえないか相談します。
新聞や郵便物がたまっていないか、電気がついているかも、大きな手がかりになります。
親が賃貸住宅に住んでいる場合は、管理会社や大家さんに連絡して様子を尋ねる方法もあります。

ただ、管理会社や大家さんでも、勝手に部屋へ入ることは簡単ではありません。
いきなり「中に入って確かめて」と頼むより、まずは「外から様子を見てほしい」という相談から始めるのが現実的です。
確かめきれないときに頼れる高齢の親の相談窓口
身近な確認でも様子がつかめないとき、いきなり警察を考える前に、知っておいてほしい窓口があります。
高齢の親のことは、地域に専門の相談先があります。
地域包括支援センター(高齢の親の総合相談窓口)
地域包括支援センターは、高齢の親の暮らし全般を相談できる公的な窓口です。
厚生労働省の説明でも、地域の高齢者の総合相談や、地域の支援体制づくりを行う窓口と位置づけられています。

ひとつ補足すると、地域包括支援センターはその場で駆けつける緊急の部隊ではなく、見守りの体制づくりや相談先につないでくれる役割が中心です。
「最近連絡が取りづらくて心配」という段階で相談しておくと、いざというときに頼れる先になります。
民生委員(地域で見守りをしている相談役)
民生委員は、地域で福祉の相談に応じているボランティアです。
全国社会福祉協議会の説明によると、民生委員は高齢者の安否確認や見守りを行い、暮らしの心配ごとの相談に応じています。
「地域の高齢者を見守る役割の人」がいると知っておくだけで、相談できる相手が一つ増えます。
どこに住む民生委員に相談すればよいかは、親が住む市区町村の窓口や社会福祉協議会で教えてもらえます。
それでも所在が分からない・緊急のときの警察
身近な確認でも分からず、相談窓口でも様子がつかめない。
そんなときは警察を頼ります。「どんなときに、どこへ連絡するか」を整理しておきます。
事件や事故の可能性があるなら110番
明らかに事件や事故に巻き込まれたかもしれない、というときは 110番です。
警視庁の案内でも、110番は事件・事故など緊急時に警察へ通報するためのダイヤルと説明されています。
緊急ではないが不安を相談したいなら#9110
「事件かどうかは分からないけれど、不安で相談したい」ときは、警察相談専用の #9110 という窓口があります。
警視庁の案内では、犯罪や事故は起きていないけれど、困りごとや不安に思うことを相談したいときの番号と説明されています。

「#9110 で親の安否確認を頼める」と紹介されることはありますが、公的な案内として「安否確認に使える」と明記されたものは、私が確認した範囲では見当たりませんでした。
確実なのは、緊急かどうかを含めて状況を伝え、適切な対応につないでもらうことです。
どこにいるか分からないときは行方不明者届
身近な確認でも所在がつかめず、本当に行方が分からないときは、家族から「行方不明者届」を出すことができます。
愛知県警の案内でも、配偶者や親族などが届け出できると説明されています。
「連絡が取れず、どこにいるか分からない」という状況は、決して大げさな相談ではありません。
こうした事態に備えてふだんからできること
ここまでは「連絡が取れなくなってから」の動き方でした。
ただ、こうした不安は、ふだんの準備でかなり小さくできます。
最後に、親が元気な今のうちにできる備えを紹介します。
親の緊急連絡先と協力者をまとめておく
いざというとき慌てないために、連絡先を一か所にまとめておきます。
「誰に頼めば現地を確認してもらえるか」を先に決めておくだけで、いざというときの初動がまったく変わります。
いざという時に家へ入れる準備をしておく
鍵の問題は、事前の準備でほとんど解決できます。
信頼できるご近所の方や近くの親戚に合鍵を預けておくと、様子を見に行ってもらいやすくなります。
自治体によっては、鍵を預かって緊急時の安否確認に使う仕組みを用意しているところもあります。

そんな仕組みが自治体にあるなんて、知らなかった……。

名前や中身は地域によってさまざまですが、用意している自治体もあります。
ただしこうした制度は、地域によって有無も条件も大きく違います。
親が住む市区町村で何が使えるかを、一度調べておくと安心です。
見守りのサービスを調べておく
「連絡が取れない」状況そのものを減らすために、見守りの仕組みを取り入れる方法もあります。
たとえば日本郵便のみまもりサービスは、郵便局員の訪問や電話で離れて暮らす親の様子を確認し、その結果を家族に知らせてくれる有料のサービスです。

こうしたサービスは、料金や内容、使えるエリアが提供元によって違います。
気になるものは早めに問い合わせておくと、いざというときに頼れる先が増えます。
まとめ:動く順番を知り備えておけば過度に不安にならない
最後に、ここまでの内容を整理します!
いざ連絡が取れないときの動き方
「何日も待ってから」という決まりはありません。不安なら早めに動いて構わない、と覚えておいてください。
ふだんの備えが何より効く
連絡先の整理、合鍵や立ち会える人の準備、見守りの仕組み。
どれも、親が元気な今のうちだからこそ落ち着いて用意できます。

こうした備えは、親のためであると同時に、離れて暮らす自分自身の不安を軽くするためのものでもあります。
できそうなものから一つずつで大丈夫です。今日、連絡先を一か所にまとめるところから始めてみてください!