こんにちは、いえまるです!
実家に帰るたびに、床に積まれた新聞や、廊下に置かれた荷物が気になる方は多いと思います。
特に親が一人暮らしだと、ちょっとした段差や敷物のめくれでつまずかないか、離れて暮らしているとなおさら心配になります。

この前帰省したとき、実家の廊下に物がいっぱい置いてあってヒヤッとしたんだ……。
父も80歳だし、家の中で転ばないか心配だなあ。何から手をつければいいのかな?

その心配、とても大事な気づきです!
高齢の親の転倒は、実は外出先より住み慣れた家の中で起きることが多いです。
この記事では、帰省時にチェックしたい危険箇所と、今日からできる小さな対策、そして転倒に早く気づく備えまでを順番に解説します!
結論:家の中の転倒は「段差・敷物・配線」から今日減らせる
家の中の転倒対策は、大がかりな住宅改修の前に、段差・敷物・配線という「今日直せる小さな箇所」から手をつけるのが現実的です。
高齢者の転倒事故は、その約半数が住み慣れた自宅で起きています。
消費者庁の注意喚起でも、自宅での転倒でけがをした人の8割以上が通院や入院を必要としたと報告されています。

転倒は「打ち身で済む」とは限りません。
骨折から入院、そのまま動けなくなって要介護につながることもあるので、転ぶ前に防ぐのが何より大事です!
ただ、いきなり手すりの工事や床のリフォームを考える必要はありません。
帰省したときに危険な場所を一緒に見て回り、敷物や配線を整えるだけでも、転倒のリスクはぐっと下げられます。
帰省したら家の中の段差と危険箇所をチェックする
まず、実家のどこが危ないのかを知ることから始めます。
転倒が起きやすいのは、本人が「慣れているから大丈夫」と思っている場所ほど多いです。加齢による筋力や視力の低下、薬の影響で、昔は問題なかった段差につまずくようになります。
帰省したら、次の4か所を重点的に見てみてください。
居室:敷物のめくれと床の置きっぱなし
いちばん長く過ごす居間や寝室は、転倒が起きやすい場所です。

うちの実家、まさに新聞が床に積んであるよ……。

座布団や新聞は、本人にとっては「いつもの場所」でも、つまずきの原因になりやすいので要注意です。
廊下と階段:またぐ段差と足元の暗さ
廊下と階段は、移動のたびに通る場所なので、危険が見落とされがちです。
特に階段は、下りるときのほうが転びやすいので注意が必要です。
足元が暗い場所は、段差そのものより「見えないこと」が転倒につながります。
浴室と脱衣所:濡れた床と浴槽のまたぎ
浴室と脱衣所は、床が濡れて滑りやすく、転倒すると大きなけがにつながりやすい場所です。

浴室は硬い床や浴槽の縁に頭や腰を打ちやすいので、家の中でも特に対策しておきたい場所です。
玄関:上がりかまちの大きな段差
玄関の「上がりかまち」は、家の中でいちばん大きな段差になりがちです。
靴を履くときにふらつく場面が増えていたら、腰かけられる椅子を置くだけでも安全になります。
今日からできる小さな転倒対策
危険な場所が分かったら、帰省中のうちに手をつけられる対策から始めます。
ここで紹介するのは、工事をしなくても、その日のうちにできる低コストな対策ばかりです。
床の物と配線を片付けて通り道をつくる
いちばん効果が大きく、お金もかからないのが片付けです。
- 床に置かれた新聞・雑誌・荷物を、通り道からどかす
- 電気製品のコードを壁際にまとめて固定する
- よく歩く動線(寝室からトイレ、居間から玄関)を一直線に空ける

片付けが転倒対策になるなんて、気づかなかったよ。

そうです、片付けは立派な転倒予防です!
ただ、親が「まだ使うから」と片付けを嫌がることも多いので、無理に捨てさせるより「通り道だけ空ける」ことから始めると進めやすいです。
片付け自体を親が嫌がる場合の進め方は、別の記事で詳しくまとめています。
敷物のめくれと滑りを止める
カーペットやマットは、滑り止めを使うだけで安全性が上がります。

「マットを敷いたほうが安全」と思いがちですが、端がめくれる小さなマットはかえって危ないことも多いです。
迷ったら、無くても困らないマットは外してしまうのが安全です!
段差と暗がりは手すりやフットライトで補う
なくせない段差や暗さは、市販の小物で補えます。
工事が必要な本格的な手すりでなくても、ホームセンターで買える後付けタイプや、コンセントに差すだけのフットライトで十分効果があります。
段差は「なくす」か「目立たせる」かのどちらかで対策できます。
転倒に早く気づく備えもしておく
対策をしても、転倒のリスクをゼロにはできません。
離れて暮らしていると、親が転んでもすぐには気づけないので、「転んだあとに早く気づく」備えも同時にしておくと安心です。
連絡や帰省で「転んだあと」のサインに気づく
転倒やその後の体調変化は、普段の連絡や帰省時の様子から気づけることがあります。

転倒のあと、痛みや不安から動くのが怖くなって、家にこもりがちになる方もいます。
「最近あまり出かけていない」というのは転倒のあとに出やすいサインなので、見逃さないようにしたいです。
帰省したときの変化のチェックの仕方は、別の記事で詳しくまとめています。
いざというとき連絡できる手段を決めておく
転んで動けなくなったときに、親から連絡が取れる手段を決めておくと安心です。
要介護を前提とした緊急通報装置まではまだ早いと感じる段階でも、連絡の頻度を決めておくだけで「異変に気づくまでの時間」を短くできます。
連絡頻度の決め方は、別の記事で具体的にまとめています。
まとめ:転倒対策は「片付ける・補う・気づく」から
最後に、家の中の転倒対策のポイントを整理します!
危険な場所は帰省時に一緒に見て回る
転倒が起きやすいのは、居室・廊下と階段・浴室・玄関です。
本人が「慣れているから大丈夫」と思っている場所ほど危ないので、帰省したときに一緒に見て回るのがおすすめです。
敷物・配線・段差から先に手をつける
対策は、工事の前にできることから始めます。
転んだときに早く気づける連絡を保つ
対策をしても、リスクはゼロにはなりません。
普段の連絡や帰省時の観察で「転んだあとのサイン」に気づけるようにして、いざというときに連絡が取れる手段を決めておくと安心です。

家の中の転倒対策は、大がかりな工事から始める必要はありません。
帰省したときに一緒に家の中を見て、段差・敷物・配線から整えるだけでも、親の安全はぐっと高まります!
もっと知りたい人に向けて
実家の片付けを親が嫌がるときの進め方を知りたい
「片付けが転倒対策になるのは分かったけど、親が物を捨てたがらない」という方には、次の記事がおすすめです。
対立せずに片付けを進める順番とコツをまとめています。
帰省で親の変化に気づくチェックを知りたい
「転倒のサインだけでなく、親の変化全体を確かめたい」という方には、次の記事が参考になります。
帰省時に確かめるチェックポイントを整理しています。
離れて暮らす親との連絡頻度の決め方を知りたい
「異変に早く気づくために、どのくらいの頻度で連絡すればいいか迷う」という方には、次の記事がおすすめです。
週1回から始める連絡頻度の決め方と続けるコツを解説しています。


